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米雇用統計を控えた米ドルの160円台定着を注視

米雇用統計を控えた米ドルの160円台定着を注視

米雇用統計を控えた米ドルの160円台定着を注視
2026.06.05
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本日のポイント
  1. 米5月非農業部門雇用者数変化
  2. 米5月失業率

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となった。ダウ工業株30種平均は前日比1.7%高の51,561.93で引け、S&P500種は0.4%高の7,584.31となった一方、ナスダック総合指数は0.1%安の26,830.96となった。金融やヘルスケア関連株への買いがダウを押し上げた一方、半導体株の下落がナスダックの重しとなった。米10年債利回りは原油高への警戒が一服するなかで低下し、WTI原油はイスラエルとレバノンの停戦合意を受けて上値を抑えられたものの、中東情勢を巡る不透明感が残るなか、95ドル近辺で推移した。貴金属はドルや米金利の動向をにらみながら、金が方向感を探るなど、株式市場ではセクター間の強弱が分かれ、商品市場では地政学リスクへの警戒が残る一方、原油の上値も抑えられる地合いとなった。

為替市場は、中東情勢を巡る不透明感を背景とした米ドル需要と、本日の米雇用統計を控えた持ち高調整が主材料となった。USD/JPYは159円台後半で推移し、一時160.00に接近する場面も見られた。160.00近辺では引き続き日本当局による為替介入警戒が意識されやすい一方、下値では159.00近辺を維持できるかが焦点となりそうだ。本日の米雇用統計で雇用者数や賃金の底堅さが確認されれば、米金利を通じてドルの下支え要因となりやすい。米ドルが160円台へ定着できるか、節目手前で伸び悩むか慎重に見極めたい。

本日の指標は、18:00にユーロ圏1-3月期域内総生産(GDP、確定値)、21:30に米5月非農業部門雇用者数変化、米5月失業率、米5月平均時給、カナダ5月新規雇用者数、カナダ5月失業率、27:00にベイリー英中銀(BOE)総裁の発言が予定されている。米非農業部門雇用者数は8.5万人、失業率は4.3%、平均時給は前月比0.3%が予想されており、米労働市場の減速度合いと賃金インフレの粘着性を確認する材料となる。週末を控えるなか、米雇用統計を受けた米金利、株式、ドル円の反応を慎重に見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。