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原油急伸でドル円162円台、加CPIで北米通貨が動意づくか

原油急伸でドル円162円台、加CPIで北米通貨が動意づくか

原油急伸でドル円162円台、加CPIで北米通貨が動意づくか
2026.07.20
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本日のポイント
  1. カナダ6月消費者物価指数(CPI)
  2. 米国6月景気先行指標総合指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が前営業日ベースでそろって下落し、NYダウは0.77%安の52,146.42、S&P500は1.01%安の7,457.69、ナスダック総合は1.40%安の25,520.24で取引を終えた。主要3指数の中ではナスダック総合の下げが最も大きく、AI関連株や半導体株への利益確定売りが相場全体の重しとなった。米10年債利回りは前営業日に4.55%台で推移し、週明けは中東情勢の緊迫化と原油高によるインフレ再燃懸念が意識されている。商品市況では、WTI原油が前営業日に82ドル台へ上昇した後、週明けアジア時間には84ドル台前半へ一段高となった。天然ガスは前週末に2.91ドル/MMBtuへ上昇したものの、貯蔵水準の厚さから上値は重く、主要貴金属は金が前営業日に4,009ドル台へ反発した後、週明けは米金利上昇への警戒から上値の重い推移となっている。

為替市場は、中東情勢の緊迫化と原油高を背景に、米ドルが底堅く推移している。ドル円は前営業日に安値162.13円から高値162.52円までの狭いレンジで推移し、終値付近も162円台前半となった。週明けも162円台前半から半ばでの推移が続いており、米金利上昇はドル買いを支えやすい。一方、162円台後半では日本当局による円安けん制や為替介入への警戒感が意識されやすく、直近高値162.84円付近に近づく場面では上値の重さも出やすい。原油高が資源国通貨を支えるか、カナダCPIを受けてカナダドルを中心に北米通貨へ動意が広がるかを見極めたい。

本日の指標は、18:00にユーロ圏5月建設支出、21:30にカナダ6月消費者物価指数、23:00に米国6月景気先行指標総合指数が予定されている。カナダCPIは前月比-0.2%、前年同月比2.9%が見込まれており、物価鈍化が確認されるかがカナダ中銀の政策見通しに影響しそうだ。米景気先行指標総合指数は前月比-0.1%と小幅な低下が予想されており、週明けは経済指標とともに中東情勢、原油相場、米金利の反応を慎重に見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。