昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。一時76ドルまで上昇していた原油WTIは73.0ドルまで反落。天然ガスも同様に上値が重くなり、2.70ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく上昇したパラジウムは前日から2.6%上昇。1,020ドル台まで値を上げた。
為替市場は、米ドルが対ユーロで上昇した。ユーロ米ドルは1.0997から1.0960まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足では上値を20MAにレジストされており、日足ではRSIがミドルから37まで低下しているため、継続した米ドルの上昇に注目したい。
本日の指標は、10:00にNZ・RBNZ政策金利と声明発表、13:30に印・中銀政策金利と声明発表、15:00に独・貿易収支、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:00にメキシコ・消費者物価指数、米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、22:15に米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言、23:00に米・卸売在庫、米・週間原油在庫、26:00に米・10年債入札、27:00に米・FOMC議事録公表が予定されている。対ユーロで上昇した米ドルの方向性をじっくりと見極めたい。