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米PMI控えドル円164円接近、介入警戒との攻防

米PMI控えドル円164円接近、介入警戒との攻防

米PMI控えドル円164円接近、介入警戒との攻防
2026.07.24
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本日のポイント
  1. 米国7月購買担当者景気指数(PMI)速報値
  2. 米国6月新築住宅販売件数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落し、NYダウは0.97%安の51,711.65、S&P500は1.21%安の7,408.30、ナスダック総合は2.15%安の25,137.69で取引を終えた。主要3指数の中ではナスダック総合の下げが最も大きく、大型ハイテク企業のAI投資負担への警戒感が売り材料となった。米10年債利回りは原油高によるインフレ再燃懸念を背景に4.7%台へ上昇し、株式市場の重しとなった。商品市況では、中東情勢の緊迫化を受けてブレント原油が100ドルを上回り、WTI原油も90ドル台前半で推移している。天然ガスは2.9ドル/MMBtu台で小幅安となり、主要貴金属は米金利上昇を受けて金が4,000ドル台前半で軟調に推移した。

為替市場は、中東情勢と原油高によるインフレ警戒、米金利上昇を背景に米ドルが底堅く推移した。ドル円は前日に安値163.00円付近から高値163.96円付近まで上昇し、終値も163円台後半となった。本日アジア時間も164円に迫る水準で推移しており、米金利高が続く限りドル買いは支えられやすい。一方、164円付近では日本当局による円安けん制や為替介入への警戒感が一段と意識されやすく、上値追いには慎重さも残りそうだ。163円台前半を維持できれば高値圏でのもみ合いが続きやすく、米PMIや新築住宅販売件数を受けて164円台定着を試すかが焦点となりそうだ。

本日の指標は、16:15にフランス7月製造業・サービス部門PMI速報値、16:30にドイツ7月製造業・サービス部門PMI速報値、17:00にユーロ圏7月製造業・サービス部門PMI速報値、17:30に英国7月製造業・サービス部門PMI速報値、21:00にメキシコ6月失業率、21:30にカナダ6月鉱工業製品価格と原料価格指数、22:45に米国7月製造業・サービス部門・総合PMI速報値、23:00に米国6月新築住宅販売件数が予定されている。米PMIでは製造業とサービス業の景況感が景気判断の分岐点となる50を維持できるか、新築住宅販売件数では高金利下でも住宅需要が持ち直すかが注目される。週末を前に、米金利、ドル円164円近辺、欧米PMIを受けた通貨の強弱を慎重に見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。