昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となった。S&P500種は前日比0.6%高の7,444.25、ナスダック総合指数は1.2%高の26,402.34とそろって最高値を更新した一方、ダウ工業株30種平均は0.1%安の49,693.20となった。米4月生産者物価指数(PPI)が強い内容となり、米10年債利回りは4.4%台で底堅く推移した。WTI原油は米金利高への警戒が重しとなる一方、中東情勢を巡る供給不安も残り、100ドル台前半で推移した。貴金属はドル高と米金利の高止まりが重しとなり、上値の重い展開となった。
為替市場は、米4月PPIが市場予想を上回り、インフレ圧力の強さが意識されたことで、米金利と米ドルが底堅く推移したことが主材料となった。USDJPYは157円台後半から158円近辺で推移し、米金利の反応をにらむ展開となった。160.00近辺では引き続き為替介入警戒が意識されやすい一方、157.00近辺を維持できるかが下値の焦点となりそうだ。本日の米小売売上高で個人消費の底堅さが確認されれば、米金利を通じてドル円の上値余地が意識されやすく、157円台で値持ちできるか慎重に見極めたい。
本日の指標は、15:00に英国1-3月期国内総生産(GDP、速報値)、21:30に米4月小売売上高、米4月コア小売売上高、米新規失業保険申請件数が予定されている。米小売売上高は前月比0.5%、コア小売売上高では前月比0.6%が予想されており、前回から伸びが鈍化するかが焦点となりやすい。米消費関連指標と雇用関連指標の結果を受けた米金利、株式、ドル円の反応を中心に、米ドルの157円台維持を慎重に見極めたい。