昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇した。特にナスダック総合指数は前日比0.9%高の26,635.22で引け、S&P500種も0.8%高の7,501.24と最高値を更新し、ダウ工業株30種平均も0.7%高の50,063.46と50,000台を回復した。米10年債利回りは4.4%台半ばで推移した一方、WTI原油は中東情勢を巡る供給不安を背景に100ドル台前半で推移した。天然ガスは2ドル台後半を中心に推移し、貴金属は米金利の低下を支えに底堅く推移するなど、株高・原油高止まりが意識される地合いとなった。
為替市場は、米4月小売売上高や雇用関連指標の底堅さに加え、原油高を背景としたインフレ懸念から利上げ観測が意識され、米ドルが主要通貨に対して強含んだことが主材料となった。ドル円は157円台後半から158円台前半へ上昇し、足元でも158円台半ば付近で推移している。160.00近辺では引き続き為替介入警戒が意識されやすい一方、158.00近辺を維持できるかが下値の焦点となりそうだ。直近では米ドルの週間上昇基調が強まっており、158円台での値持ちと上値余地を慎重に見極めたい。
本日の指標は、21:30に米5月ニューヨーク連銀製造業景気指数、22:15に米4月鉱工業生産と米4月設備稼働率の発表が予定されている。ニューヨーク連銀製造業景気指数は前回11.0、予想7.5、鉱工業生産は前回-0.5%、予想0.3%とされ、製造業や生産活動の持ち直しが確認されるかが焦点となりやすい。週末前のポジション調整も意識されるなか、米景気指標の結果を受けた米金利、株式、ドル円の反応を中心に、米ドルの158円台定着を慎重に見極めたい。