昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となった。ダウ工業株30種平均は前日比0.1%高の49,760.56で引けた一方、S&P500種は0.2%安の7,400.96、ナスダック総合指数は0.7%安の26,088.20となり、前日まで高値圏をけん引していたハイテク株に利益確定売りが出た。米10年債利回りは4.4%台で推移し、WTI原油は米国とイランの停戦期待が後退したことを受けて100ドル台前半で底堅く推移した。天然ガスは需給見通しをにらみ底堅く推移し、貴金属は原油高に伴うインフレ警戒と米金利の高止まりが重しとなり、上値の重い展開となった。
為替市場は、米4月消費者物価指数(CPI)でインフレ再加速が意識され、米金利とドルが底堅く推移したことが主材料となった。USDJPYは157円台後半へ上昇し、足元でも157.70付近で推移している。160.00近辺では引き続き介入警戒が意識されやすい一方、157.00近辺を維持できるかが下値の焦点となりそうだ。本日のPPIで企業段階の物価圧力が確認されれば、米金利を通じてドル円の上値余地が意識されやすく、157円台後半で値持ちできるか慎重に見極めたい。
本日の指標は、18:00にユーロ圏1-3月期国内総生産(GDP、改定値)、21:30に米4月生産者物価指数(PPI)と米4月生産者物価指数(PPIコア指数)、28:15にラガルドECB総裁の発言が予定されている。米PPIは前月比0.5%、前年同月比4.8%、コアPPIは前月比0.3%、前年同月比4.3%が予想されており、前日のCPIに続いてインフレ圧力の強さを測る材料となりやすい。PPIの結果を受けた米金利、株式、ドル円の反応を中心に、米ドルの157円台維持を慎重に見極めたい。