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米貿易収支を控えた米ドルの160円台維持を注視

米貿易収支を控えた米ドルの160円台維持を注視

米貿易収支を控えた米ドルの160円台維持を注視
2026.06.09
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本日のポイント
  1. 米4月貿易収支
  2. 米5月中古住宅販売件数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となった。ダウ工業株30種平均は前日比0.16%安の50,786.01で引けた一方、S&P500種は0.30%高の7,405.73、ナスダック総合指数は0.86%高の25,929.66となった。前週末に大きく売られたハイテク株や半導体株に買い戻しが入り、ナスダックが反発を主導した。米10年債利回りは強い米雇用統計を受けた利上げ観測を背景に上昇し、4.5%台後半へ水準を切り上げた。WTI原油は中東情勢を巡る一時的な緊張緩和を受けて上値を抑えられたものの、不透明感が残るなかで90ドル台前半で推移した。貴金属は米金利上昇が重しとなり、金が4,300ドル台前半で上値の重い展開となるなど、株式市場では半導体株の反発が目立つ一方、債券・商品市場ではインフレ警戒と中東情勢の行方が意識される地合いとなった。

為替市場は、強い米雇用統計を受けた米利上げ観測と、ドル円の160円台推移が主材料となった。USD/JPYは一時160.39付近まで上昇した後、160円台前半で推移しており、日本当局による介入警戒が引き続き意識されやすい。上値では160.70近辺が次の節目として見られやすい一方、下値では160.00近辺を維持できるかが焦点となりそうだ。本日は米4月貿易収支や米5月中古住宅販売件数を控えており、米景気や貿易動向の底堅さを示す内容となれば、米金利を通じてドルの下支え要因となりやすい。米ドルが160円台を維持できるか、介入警戒や利益確定の動きとあわせて慎重に見極めたい。

本日の指標は、15:00にドイツ4月鉱工業生産とドイツ4月貿易収支、18:30に南アフリカ1-3月期国内総生産(GDP)、21:00にメキシコ5月消費者物価指数(CPI)、21:30に米4月貿易収支、23:00に米5月中古住宅販売件数の発表が予定されている。米4月貿易収支は-564億ドル、米5月中古住宅販売件数は年率換算406万件が予想されており、米景気やドルの方向感を確認する材料となりやすい。欧州時間はドイツ鉱工業生産、米国時間は米貿易収支と住宅関連指標を受けた米金利、株式、ドル円の反応を慎重に見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。