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米PPI後のドル円は160円台を保てるか

米PPI後のドル円は160円台を保てるか

米PPI後のドル円は160円台を保てるか
2026.06.12
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本日のポイント
  1. 英国4月月次国内総生産(GDP)
  2. 米6月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇した。ダウ工業株30種平均は前日比1.86%高の50,848.75で引け、S&P500種は1.75%高の7,394.30、ナスダック総合指数は2.54%高の25,809.66となった。米国とイランを巡る和平期待が強まり、前日に売られた半導体株やハイテク株に買い戻しが入ったことが相場を支えた。米10年債利回りは米PPIの強い結果を受けたインフレ警戒が残る一方、中東情勢の緊張緩和期待を背景に4.4%台後半へ低下した。WTI原油は和平期待から売りが優勢となり、86ドル台へ下落した。天然ガスは3.1ドル台で方向感を探る展開となり、貴金属は金が大きく上昇した後、4,100ドル台後半で推移するなど、株式市場ではリスク選好が回復し、商品市場では原油安と金の高値圏推移が意識される地合いとなった。

為替市場は、米5月生産者物価指数(PPI)の強い結果と、中東情勢を巡る和平期待によるドル売りが交錯した。米PPIは前月比1.1%、前年比6.5%と市場予想を上回った一方、コアPPIは前年比4.9%と予想を下回り、早期の米利上げ観測はやや後退した。USD/JPYは一時159円台へ押し戻される場面もあったが、足元では160円台前半まで戻している。160.00近辺を維持できるかが短期的な焦点となり、上値では160.50近辺、下値では159.50近辺が意識されやすい。米ドルは中東情勢の行方と米金利の動きに左右されやすく、週末を控えてドル円が160円台を保てるか慎重に見守りたい。

本日の指標は、15:00に英国4月月次国内総生産(GDP)、英国4月鉱工業生産、英国4月製造業生産指数、ドイツ5月消費者物価指数(CPI、改定値)、15:45にフランス5月消費者物価指数(CPI、改定値)、16:00にトルコ4月経常収支、23:00に米6月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値の発表が予定されている。英国GDPは前月比-0.1%、米ミシガン大学消費者信頼感指数は46.0が予想されており、欧州時間はポンド、米国時間は米消費者心理とインフレ期待への反応が焦点となりやすい。中東情勢の続報や週末前の持ち高調整も含め、米金利、原油、ドル円の振れを慎重に見守りたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。