先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油の相場展開となった。原油WTIは85.4ドルまで反発。天然ガスも同様に反発し、1.77ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく下落したシルバーは前日から1.52%低下し28.0ドル台まで落ち込んでいる。
為替市場は、米ドル買い・円買いの相場展開となった。米ドル円を除くすべてのクロス円は下落。米ドル円は152.594から153.390まで上昇した。4時間足では、米ドル円は20MAが下値サポートとなり反発が入っており、日足では10MAまで値が落ちることなく再び上昇している。このまま米ドルがすべての通貨に対し強含んでいくのか、慎重に見極めたい。
本日の指標は、8:50に日・機械受注、15:30にスイス・生産者輸入価格、印・卸売価格、16:00にトルコ・雇用統計、18:00に欧・鉱工業生産、19:00にイスラエル・雇用統計、20:15に英・ブリーデンBOE副総裁の発言、21:15に加・住宅着工件数、21:30に加・製造業売上高、米・NY連銀製造業景気指数、米・小売売上高、23:00に米・企業在庫、米・NAHB住宅市場指数が発表予定となっている。円買い・米ドル買いとなり上昇した米ドル円の上値余地をじっくりと静観したい。