昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇した。大型ハイテク株の決算を受けた買いが支えとなり、ナスダック総合指数の上昇が目立った。米10年債利回りは4.3%台後半で推移し、WTI原油は100ドル台で高止まりしつつも、前日までの急伸には一服感が出た。天然ガスは2.6ドル台を中心に小動きとなり、貴金属はドル安と米金利の上昇一服を支えに金が4,600ドル台へ持ち直すなど、株高・原油高止まり・貴金属反発が同時に意識される地合いとなった。
為替市場は、日本当局による円買い介入実施が伝わり、円が急伸したことが主材料となった。ドル円は160円台後半まで上昇した後、155.50円付近まで急落し、終盤も156円台半ばで推移した。前日レンジは5円超と大きく広がり、160.00円近辺は上値抵抗として一段と意識されやすい一方、155円台ではいったん下げ渋る動きもみられた。急落後は156円台を維持できるかが焦点となり、介入警戒が残るなかで米ドルの戻り余地を慎重に見極めたい。
本日の指標は、10:30に豪1-3月期卸売物価指数(PPI)、17:30に英国4月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)、22:45に米4月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)、23:00に米4月ISM製造業景況指数の発表が予定されている。米ISM製造業景況指数は前回52.7、市場予想は53台前半とされ、景況感の改善が続くかがドル相場の材料となりやすい。前日に為替市場で大きな変動が出た後だけに、米製造業指標の結果と介入警戒の継続をあわせて慎重に見極めたい。