昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは85.4ドルまで反発。一方の天然ガスは4.0%下落し1.68ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく上昇したシルバーは前日から1.4%上昇し28.7ドルまで値を上げた。
為替市場は、米国時間でスイスフランが最強通貨となった。日本円が最弱通貨となったことも相まって、フラン円は167.328から169.246まで上昇。時間足10MAに沿っての上昇トレンドが発生した。4時間足ではフラン円は200SMAを下位から上抜け、日足では200SMAが下値サポートとなって反発している。このままフランの強さが維持されるのか注視したい。
本日の指標は、10:30に中・新築住宅販売価格、11:00に中・小売売上高、中・鉱工業生産、13:00にインドネシア・貿易収支、15:00に独・卸売物価指数、英・雇用統計、18:00に独・ZEW景況感指数、欧・貿易収支、19:00にイスラエル・実質GDP、21:30に加・消費者物価指数、米・住宅着工件数、22:15に米・鉱工業生産、23:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、25:30に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、26:00に英・ベイリーBOE総裁の発言、26:15に米・パウエルFRB議長の発言が予定されている。日足200SMAからの大幅反発となったフラン円の上値余地に十分警戒したい。