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対米ドルで反発しているユーロが上昇力を強めるのか注目か

対米ドルで反発しているユーロが上昇力を強めるのか注目か

対米ドルで反発しているユーロが上昇力を強めるのか注目か
2023.10.05
本日のポイント
  1. 仏・鉱工業生産
  2. 米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは5.7%以上下落し、84.3ドルまで落下。一方の天然ガスは2.99ドル台の水準まで上昇した。主要貴金属5銘柄はすべてがマイナス推移となり、特に下げ幅の大きかった銅は、前日から約1.3%値を下げ3.56ドルとなった。

為替市場は、昨日発表された米・9月ISM非製造業景気指数が、前月の54.6から低下となり53.6になったことで、米ドルの上値が抑えられた。ユーロ米ドルは1.0451から1.0531まで上昇。4時間足20MAを上抜ける形での反発が見られた。なお本日は独連銀総裁の発言を控えているため、ラガルドECB総裁に続き、タカ派姿勢が見られるのか注視したい。

本日の指標は、15:00に独・貿易収支、15:45に仏・鉱工業生産、17:00に台湾・消費者物価指数、17:30に英・建設業PMI、18:45に英・ブロードベントBOE副総裁の発言、20:30に米・チャレンジャー人員削減予定数、21:00にメキシコ・消費者信頼感指数、21:30に米・新規失業保険申請件数、加・国際商品貿易、米・貿易収支、22:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言、23:00に加・Ivey購買担当者景況感指数、23:40に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言、25:15に米・バーFRB副議長の発言が予定されている。対米ドルで反発しているユーロが上昇力を強めるのか、方向性に注目したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。