昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反落となり、株安・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは82.8ドルまで続落。一方の天然ガスは6%も高騰し、3.17ドルまで上昇した。主要貴金属5銘柄はすべての銘柄が下落となり、パラジウムは約1.8%下落し、1,149ドルまで値を下げた。恐怖指数(VIX)は18.4付近で推移している。
為替市場は、昨日発表された米・9月チャレンジャー人員削減数が、前月の266.9%から58.2%に低下したことで、米ドルが対円で往って来いとなった。米ドル円は、149.110-148.258の間で推移。節目の149円を挟んでの値動きをしている。なお日足では、米ドル円は辛うじて20MAの下値を支えられる形となっているため、本日の米雇用統計結果による値動きに警戒したい。
本日の指標は、14:45にスイス・雇用統計、15:00に英・ハリファックス住宅価格、独・製造業新規受注、南ア・外貨準備総額、ノルウェー・製造業生産、15:30にハンガリー・鉱工業生産、15:45に仏・貿易収支、仏・経常収支、16:00にスイス・外貨準備高、21:30に米・雇用統計、加・雇用統計、25:00に米・ウォラーFRB理事の発言、28:00に米・消費者信用残高が発表予定となっている。本日の米・雇用統計により米ドルの方向性が明確となるのか、慎重に見極めたい。