昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは89.4ドルまで回復。天然ガスに至っては3.6%上昇し、2.94ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はシルバー以外が下落となり、下落幅が大きかったパラジウムは、前日から2%下落し1,184ドルとなった。
為替市場は、米債利回りが急騰したことで、ドルインデックスが107.3まで上昇。米ドルが強含む展開となった。豪ドル米ドルは0.6366から0.6285まで下落。豪・RBA政策金利が4.10%に据え置かれたこともあり、下落に拍車がかかった。なお本日のアジア時間でも豪ドル米ドルは上値を抑えられているため、米国時間での下落に注意したい。
本日の指標は、16:50に仏・サービス業PMI、16:55に独・サービス業PMI、17:00に欧・サービス業PMI、欧・ラガルドECB総裁の発言、17:30に英・サービス業PMI、18:00に欧・生産者物価指数、欧・小売売上高、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:15に米・ADP雇用者数、22:45に米・サービス業PMI、23:00に米・製造業受注、米・耐久財受注、米・ISM非製造業景況指数、23:25に米・ボウマンFRB理事の発言、23:30に米・週間原油在庫が発表予定となっている。金利据え置きで豪ドルの下落が継続するのか、慎重に静観したい。