昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反落となり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは88.1ドルまで低下。天然ガスも同様に1%以上値を下げ、2.86ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったシルバーは、22.7ドル台まで下落した。
為替市場は、昨日発表された米・9月リッチモンド連銀製造業指数が、市場予想のマイナス7から上振れプラス5となったことに加え、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁が「FRBが大幅利上げをする可能性は40%」と発言したことで、米ドルが対ユーロで上昇した。ユーロ米ドルは6日連続陰線となっており、1.0608から1.0562まで下落した。本日のアジア時間でも下方向の値動きとなっているため、ユーロの下値余地に警戒したい。
本日の指標は、15:00に独・GFK消費者信頼感指数、15:45に仏・消費者信頼感指数、16:00にタイ・政策金利、17:00に欧・マネーサプライ、スイス・投資家信頼感指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:00にメキシコ・貿易収支、米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言、21:30に米・耐久財受注、23:30に米・週間原油在庫、25:00に露・鉱工業生産、26:00に米・5年債入札が発表予定となっている。米ドル買い・日本円買いで相対的に下落しているユーロの動向に、十分警戒したい。