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FOMC議事録公表にて米ドルの上昇力に変化が見られるのか注目か

FOMC議事録公表にて米ドルの上昇力に変化が見られるのか注目か

FOMC議事録公表にて米ドルの上昇力に変化が見られるのか注目か
2023.08.16
本日のポイント
  1. 米・住宅着工件数
  2. 米・FOMC議事録公表

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは2.5%以上の下落となり、節目の80ドル台は維持しているものの、80.4ドルまで下落。天然ガスも同様に2.64ドルまで下落している。主要貴金属5銘柄もすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったパラジウムに至っては、2%弱下落し1,240ドル台となっている。

為替市場は、昨日発表された米・7月小売売上高が、前回値の0.2から0.7%に上昇したことで、指標発表直後に米ドルが対円で急騰した。米ドル円は一時145.862まで上昇。しかし上昇力は継続せず、145.100まで反落。本日のアジア時間では145.500付近で推移している。本日は米国時間にFOMC議事録の公表を控えているため、議事録公表にて米ドルの上昇力が途切れるのか、注目したいところだ。

本日の指標は、15:00に英・消費者物価指数、英・生産者物価指数、18:00に欧・第2四半期GDP、欧・鉱工業生産、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:15に加・住宅着工件数、21:30に加・卸売売上高、米・住宅着工件数、22:15に米・鉱工業生産、23:30に米・週間原油在庫、27:00に米・FOMC議事録公表、29:10にNZ・オアRBNZ総裁の発言が予定されている。FOMC議事録公表にて米ドルの上昇力に変化が見られるのか、慎重に静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。