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中銀政策金利発表ウィークの通貨強弱に注意か

中銀政策金利発表ウィークの通貨強弱に注意か

中銀政策金利発表ウィークの通貨強弱に注意か
2023.06.12
本日のポイント
  1. 米・10年債入札
  2. 米・3年債入札

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって2日続伸となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは69.2ドルまで2%以上反落。天然ガスも同様に2.27ドルまで下落している。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、もっとも下げ幅の大きかったパラジウムは、約3.4%下落し1,311ドル付近で推移している。投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)は、【極度に強欲】レベルの77まで上昇している。

為替市場は、大きな窓なくスタート。先週末9日に発表された加・雇用統計では、失業率が前回値の5.0から5.2%に上昇した加ドルが、対円で上昇した。加ドル円は103.840から104.772まで上昇。4時間足20MAより上位をキープした。上位足の日足では、10MAに沿っての上昇トレンドが継続しているため、米国時間での加ドルの値動きに注目したい。

本日の指標は、16:00にトルコ・経常収支、トルコ・失業率、21:00に印・消費者物価指数、23:00に英・マンPC委員の発言、24:30に米・3年債入札、26:00に米・10年債入札、27:00に米・財政収支が発表予定となっている。今週はFOMC・ECB・BOJを控えており、政策金利発表前後での値動きが乱高下する可能性があるため、指標発表前後での値動きに警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。