昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちとなり、NYダウは0.35%高の51,848.90と上昇した一方、S&P500は0.10%安の7,358.22、ナスダック総合は0.43%安の25,476.64で取引を終えた。主要3指数の中ではナスダック総合の下げが最も大きく、ハイテク株のバリュエーション警戒が重しとなった。米10年債利回りは原油安によるインフレ懸念の後退もあり、4.4%台へ低下した。商品市況では、供給懸念の後退を背景にWTI原油が70ドル台前半へ下落した一方、天然ガスは天候見通しに伴う需要増加観測から3.2ドル台へ上昇した。主要貴金属は、ドル高や米利上げ観測を受けて金が一時4,000ドルを下回るなど軟調に推移した。
為替市場は、米利上げ観測とドル買いの流れが継続し、米ドルが主要通貨に対して底堅く推移した。ドル指数は一時101.8と13カ月ぶりの高水準を付け、ドル円は161円台後半まで上昇した。162円の節目付近では上値の重さや円安けん制への警戒感も意識されやすい。一方、161円台前半を維持できればドル高基調が続く余地も残り、米PCEを前にドル高の持続性を見極める局面となりそうだ。
本日の指標は、15:00にドイツ7月GFK消費者信頼感調査、15:45にフランス6月消費者信頼感指数、21:00にメキシコ5月失業率、21:30に米国5月PCEデフレーター、米国1-3月期GDP・確定値、米国5月耐久財受注、米国5月個人所得・個人支出、米国前週分新規失業保険申請件数、28:00にメキシコ中銀政策金利が予定されている。特に米PCEでインフレ圧力の粘着性が確認されるか、GDP確定値や雇用関連指標が米景気の底堅さを示すかが焦点となり、ドル円161円台後半での値動きを慎重に見極めたい。