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日銀利上げ後のドル円は160円台でもみ合うか

日銀利上げ後のドル円は160円台でもみ合うか

日銀利上げ後のドル円は160円台でもみ合うか
2026.06.16
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本日のポイント
  1. 日銀金融政策決定会合後の記者会見
  2. 米5月住宅着工件数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇した。ダウ工業株30種平均は前日比0.92%高の51,671.03で引け、S&P500種は1.65%高の7,554.29、ナスダック総合指数は3.07%高の26,683.94となった。米国とイランの暫定合意を受けてホルムズ海峡再開への期待が広がり、原油安によるインフレ警戒の後退が投資家心理を支えた。米10年債利回りは4.4%台後半で推移し、WTI原油は80ドル台前半まで下落した後も上値の重い展開となった。天然ガスは3.1ドル台で小動きとなり、貴金属は金が4,300ドル台前半で底堅く推移するなど、株式市場ではハイテク株主導のリスク選好が強まり、商品市場では原油安と金の高値圏推移が意識される地合いとなった。

本日の為替市場では、日銀の追加利上げと中東情勢の緊張緩和が主材料となった。日銀は政策金利を1.0%へ引き上げ、豪準備銀行(RBA)は政策金利を4.35%で据え置いた。米ドルは中東リスクの後退を受けて一時上値を抑えられたものの、USD/JPYは160円台前半で推移している。160.00近辺では下値の堅さが意識されやすい一方、160.50近辺では日本当局による介入警戒や日銀会見を控えた上値の重さも出やすそうだ。日銀の利上げ後も円買いが限定的にとどまるのか、会見内容を受けて円の買い戻しが強まるのかが短期的な焦点となりやすい。

本日の指標では、11:00に中国5月小売売上高と中国5月鉱工業生産が発表された。中国小売売上高は前年比-0.6%と予想を下回った一方、中国鉱工業生産は前年比4.5%と予想を上回った。13:30に豪準備銀行(RBA)政策金利が発表され、政策金利は4.35%で据え置かれた。このあとは、15:30に日銀金融政策決定会合後の記者会見、18:00にユーロ圏6月ZEW景況感調査とドイツ6月ZEW景況感調査、21:30に米5月住宅着工件数、米5月建設許可件数、米5月輸入物価指数、米5月輸出物価指数、22:15に米5月鉱工業生産と米5月設備稼働率の発表が予定されている。米住宅着工件数は年率換算143.0万件、建設許可件数は141.9万件が予想されており、米住宅市場や製造業の温度感を確認する材料となる。日銀会見と米住宅・鉱工業関連指標を受けた円、米金利、ドル円の振れを慎重に見守りたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。