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最強通貨となったスイスフランに注目か

最強通貨となったスイスフランに注目か

最強通貨となったスイスフランに注目か
2023.06.09
本日のポイント
  1. 加・雇用統計
  2. ノルウェー・消費者物価指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは70.8ドルまで低下。天然ガスも同様に小幅下落となり、2.32ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄は、プラチナとパラジウム以外が反発となり、ゴールドは日足20MA直下まで上昇。一時1,970ドルをタッチした。

為替市場は、昨日の米国時間でスイスフランが最強通貨となった。米ドル円が下落する中、フラン円は153.518から154.5996まで上昇。本日のアジア時間では高値を更新し、154.827まで上伸している。テクニカル面では、フラン円は4時間足75MAに下値をサポートされての上昇となっているため、欧州時間での上伸に注目したい。

本日の指標は、15:00にノルウェー・消費者物価指数と生産者物価指数、スウェーデン・鉱工業生産、スウェーデン・製造業新規受注、16:00にトルコ・鉱工業生産、19:30に露・主要金利、20:30に印・外貨準備高、21:00にメキシコ・鉱工業生産、21:30に加・雇用統計、加・設備稼働率、25:00に露・消費者物価指数が発表予定となっている。週末の通貨強弱が大きく変化するのか、方向性を慎重に見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。