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米利上げ観測でドル円は160円台を維持

米利上げ観測でドル円は160円台を維持

米利上げ観測でドル円は160円台を維持
2026.06.18
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本日のポイント
  1. イングランド銀行(BOE)政策金利
  2. 米前週分新規失業保険申請件数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落した。ダウ工業株30種平均は前日比0.98%安の51,492.55で引け、S&P500種は1.21%安の7,420.10、ナスダック総合指数は1.34%安の26,021.66となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利が3.50-3.75%に据え置かれた一方、年内の利上げを見込む参加者が増えたことで、米金利上昇と株安が進んだ。米10年債利回りは4.4%台後半へ上昇し、WTI原油は米国とイランの暫定合意を巡る供給正常化期待が残るなか、足元では75ドル台後半で推移した。天然ガスは3.2ドル台で小動きとなり、貴金属は金が4,300ドル台前半で底堅く推移するなど、株式市場ではタカ派的なFOMCを受けたリスク回避、商品市場では原油安と金の下支えが意識される地合いとなった。

為替市場は、FOMC後に米利上げ観測が強まったことを受けた米ドル買いが主材料となった。米ドルは主要通貨に対して底堅く推移し、USD/JPYは一時160.79近辺まで上昇した。足元では160円台半ばで推移しており、160.00近辺では下値の堅さが意識されやすい一方、160.80から161.00近辺では日本当局による介入警戒も強まりやすい。本日はイングランド銀行(BOE)の政策金利発表も予定されており、ポンドを中心に欧州通貨の振れが広がる可能性がある。タカ派FOMC後のドル高が続くのか、原油安や利益確定でドル円の上値が抑えられるのか慎重に見守りたい。

本日の指標は、16:30にスイス国立銀行(SNB)政策金利、17:00にユーロ圏4月経常収支、18:00にユーロ圏4月建設支出、20:00にイングランド銀行(BOE)政策金利と英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨、21:30に米前週分新規失業保険申請件数、米前週分失業保険継続受給者数、米6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、カナダ5月鉱工業製品価格、カナダ5月原料価格指数、23:00に米5月景気先行指標総合指数、29:00に米4月対米証券投資の発表が予定されている。BOEは政策金利を3.75%で据え置く見通しで、MPC内の票割れやインフレへの警戒感がポンド相場を左右しやすい。米新規失業保険申請件数は22.5万件、フィラデルフィア連銀製造業景気指数は10.0が予想されており、米労働市場と製造業の温度感を確認する材料となる。BOE会合と米雇用・製造業関連指標を受けた米金利、ポンド、ドル円の振れを慎重に見守りたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。