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米・個人消費が堅調で上昇している米ドルの方向性に注目か

米・個人消費が堅調で上昇している米ドルの方向性に注目か

米・個人消費が堅調で上昇している米ドルの方向性に注目か
2023.05.26
本日のポイント
  1. 米・PCEコア・デフレーター
  2. 米・耐久財受注

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が反発となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは71.5ドルまで約3.6%低下。天然ガスも同様に5%以上下落し、2.45ドル付近での推移となっている。主要貴金属5銘柄は、ゴールドとシルバーが一時1%近い下落となり、ゴールドは週足20MA直下の1,936ドルまで下落した。

為替市場は、米・第1四半期GDPが発表され、個人消費が事前予想と前回値の3.7%から0.1ポイント上方修正され3.8%となった米ドルが、対ユーロで小幅に上昇した。ユーロ米ドルは1.0755から1.0707まで50pips弱下落。日足200EMA接触直前で下げ止まった。ただ、ユーロ米ドルは平行チャネル下限の1.0562付近までの下落余地を残しているため、週末の米ドルの強さに注意したい。

本日の指標は、15:00に英・小売売上高、スウェーデン・生産者物価指数と小売売上高、15:30にスイス・非農業部門雇用者数、15:45に仏・消費者信頼感指数、21:30に米・個人所得、米・PCEコア・デフレーター、米・耐久財受注、米・卸売在庫、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、24:00に加・財政収支が発表予定となっている。米・個人消費が堅調で上昇している米ドルの方向性を、慎重に見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。