昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって大幅続落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは74.1ドルまで反発。天然ガスも同様に2%以上の上昇となり、2.56ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが大幅下落となり、上昇していたゴールドは反落。1,955ドルまで下落した。投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)は、61まで低下している。
為替市場は、昨日米・FOMC議事録が公表され、追加利上げへの意見が分かれていたことが判明した米ドルが、対円で上昇した。米ドル円は138.212から節目の139円台を突破し、139.490まで上昇。本日のアジア時間でも139.702をタッチしている。139円後半は昨年11下旬以来の水準となっており、日足でのダイバージェンスも見られないため、米国時間で米ドルの値が伸びるのか、注目したい。
本日の指標は、15:00に独・第1四半期GDP、独・GFK消費者信頼感指数、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・第1四半期GDP、米・GDPコアデフレーター、22:50に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、米23:00に米・中古住宅販売件数、23:00に米・週間天然ガス貯蔵量、米・コリンズ:ボストン連銀総裁の発言、24:00に米・カンザスシティ連銀製造業指数、26:00に米・7年債入札が発表予定となっている。半年振りの円安水準に到達した米ドル円の上値余地に、警戒したい。