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先週末から続く円安基調の中でのユーロ円の伸びに注目か

先週末から続く円安基調の中でのユーロ円の伸びに注目か

先週末から続く円安基調の中でのユーロ円の伸びに注目か
2023.05.29
本日のポイント
  1. 英・米・スイスが祝日により休場
  2. 香港・貿易収支

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって1% 以上の大幅上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは72.9ドルを回復。一方の天然ガスは反落し、2.41ドルとなった。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったシルバーは、23.3ドルをタッチした。投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)は、68へと再び上昇している。

為替市場は、目立った窓なくスタート。先週末金曜日にクロス円が全般的に上昇傾向となったが、本日のアジア時間序盤でも、上方向の流れを踏襲。ユーロ円は149.826から151.061まで上昇した。ユーロ円は、4時間足にてRSIが70を超過し72となっているが、特にダイバージェンスは起きていないため、米国時間でユーロ円の上昇が見られるのか、方向性を慎重に見極めたい。

本日の指標は、15:00にスウェーデン・家計貸出、16:00にトルコ・経済信頼感指数、17:30に香港・貿易収支、26:00にブラジル・雇用者数、翌7:45にNZ・住宅建設許可が発表予定となっている。本日は英国・米国・スイスが祝日により休場となる。円安基調が続いている中、クロス円が米国時間で上伸するのか、慎重に注視したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。