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3月CPIが6.3%へと低下した豪ドルの下値余地に要警戒か

3月CPIが6.3%へと低下した豪ドルの下値余地に要警戒か

3月CPIが6.3%へと低下した豪ドルの下値余地に要警戒か
2023.04.26
本日のポイント
  1. 米・MBA住宅ローン申請指数
  2. 米・週間原油在庫

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって1%以上の大幅反落となり、株安・金利安・原油安のトリプル安相場となった。原油WTIは77.5ドルまで低下。天然ガスも同様に約2%下落している。主要貴金属5銘柄はゴールドとプラチナが続伸しており、ゴールドは1,995ドル台での上方向を試している。

為替市場は、本日3月消費者物価指数の発表があり、前年比で前月の6.8%から6.3%へと低下した豪ドルが、対円で下落している。豪ドル円は90.015から88.172まで約1.8円下落。昨日同様、すでに本日のアジア時間で豪ドルが最弱通貨となっている。豪ドル円は日足ベースでサポートのない真空地帯へと突入しており、次のサポートが87円ミドルとなっているため、米国時間での下伸に警戒したい。

本日の指標は、15:00に独・GFK消費者信頼感調査、15:45に仏・消費者信頼感指数、16:30にスウェーデン・政策金利、18:30に南ア・生産者物価指数、19:00に英・CBI流通取引調査、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に米・卸売在庫、米・耐久財受注、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・5年債入札が発表予定となっている。3月CPIが6.3%へと低下した豪ドルの下値余地を、慎重に静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。