昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が2日続伸となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは78.8ドルまで回復。天然ガスも3%以上の上昇となり、2.45ドルまで値を上げている。主要貴金属5銘柄は、ゴールドとシルバーが反発し、ゴールドは一時節目の2,000ドルを突破。現在は1,997ドル付近で推移している。
為替市場は、ドルインデックス(DXY)が小幅に下落しており、101.2まで低下。それに伴い米ドル円が往って来い相場となった。米ドル円は、133.881-134.730の間で推移。昨日の米国時間での指標が芳しくなく、時間足20MAを下抜けての反落となった。ただ、米ドル円は時間足200SMAを割り込むことなく、本日のアジア時間で反発しているため、米国時間での指標発表により回復するのか、注目したい。
本日の指標は、15:00にスイス・貿易収支、18:00に英・ブロードベントBOE副総裁の発言、19:00に英・CBI企業動向調査、22:00に米・S&P/ケースシラー住宅価格指数、23:00に米・消費者信頼感指数、米・新築住宅販売件数、米・リッチモンド連銀製造業指数、26:00に米・2年債入札、翌7:45にNZ・貿易収支が発表予定となっている。DXYの低下で上値が重い米ドルの行方を、慎重に注視したい。