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BOC議事要旨公表にて小幅に上がっている加ドルの上値余地に注目か

BOC議事要旨公表にて小幅に上がっている加ドルの上値余地に注目か

BOC議事要旨公表にて小幅に上がっている加ドルの上値余地に注目か
2023.04.27
本日のポイント
  1. 米・7年債入札
  2. 米・第1四半期GDP

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が続落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは74.4ドルまで低下。天然ガスも同様に3%以上下落し、2.31ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、ゴールドは節目の2,000ドル手前の1,998ドルまで反発している。

為替市場は、昨日BOC議事要旨が公表され、「2023年後半の利下げに対する市場の期待は、もっとも可能性の高いシナリオではない」とした加ドルが、対米ドルで小幅に上昇した。米ドル/加ドルは1.3600から1.3650まで上昇。週足でのボックス相場が継続した。米ドル/加ドルは週足ボックス相場上限の1.3702付近への上昇が見られるため、米国時間での加ドルの勢いを慎重に注視したい。

本日の指標は、16:00にトルコ・経済信頼感、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・第1四半期GDP、米・個人消費、米・コアPCEデフレーター、23:00に米・中古住宅販売保留、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:00に米・カンザスシティ連銀製造業活動指数、26:00に米・7年債入札が発表予定となっている。BOC議事要旨公表にて小幅に上がっている加ドルの上値余地を、じっくりと注視したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。