loading
search

大きな下窓でスタートしたクロス円の下落に警戒か

大きな下窓でスタートしたクロス円の下落に警戒か

大きな下窓でスタートしたクロス円の下落に警戒か
2022.12.19
本日のポイント
  1. 米・NAHB住宅市場指数
  2. 独・IFO景況指数

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは75.2ドルまで小幅に反発しており、主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となった。ゴールドとシルバーが唯一プラスで推移しており、ゴールドは1トロイオンス1,793ドル付近で上値を試している。

為替市場は、クロス円が軒並み下窓でのスタートとなった。ユーロ円は143.653まで下落後に反発を試みたが、アジア時間後半でも窓が全て埋められることなく、現在は144.447付近での推移となっている。時間足では、200SMA直下となっておりRSIが30タッチからの回復傾向にあるため、欧州時間で反発が見られるのか注目したい。

本日の指標は、18:00に独・IFO景況指数、19:00に欧・労働コスト、欧・ユーロ圏賃金、20:00に英・CBI企業動向調査、イスラエル・製造業生産、22:30に加・鉱工業生産、加・住宅価格指数、加・原料価格指数、24:00に米・NAHB住宅市場指数、25:30に米・6ヶ月ビル入札、翌6:45にNZ・貿易収支が発表予定となっている。大きな下窓でスタートしたクロス円の下落に警戒したい。

author

著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。