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米国時間での指標発表による価格変動を静観か

米国時間での指標発表による価格変動を静観か

米国時間での指標発表による価格変動を静観か
2022.12.08
本日のポイント
  1. 加・コジツキBOC副総裁の発言
  2. 南ア・第4四半期消費者信頼感指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利安・原油安のトリプル安相場が展開された。原油WTIは72.6ドルまで低下。一方の天然ガスは5.8ドルまで7%弱上昇している。主要貴金属4銘柄は、パラジウム以外がプラスとなっており、特に上げ幅の大きかったシルバーは、前日から約2%値を上げ22.6ドルとなった。

為替市場は、ポンドが対米ドルで強含み、ポンド米ドルは1.2106から1.2229まで上昇した。テクニカル面では、ポンド米ドルは時間足200SMAに下値をサポートされての反発が入り、4時間足では20MAを実態足で上抜けている。日足ベースでは200SMAより上部に位置しているため、米国時間にかけての上昇が見られるのか注目したい。

本日の指標は、16:00にスウェーデン・住宅価格、17:00にハンガリー・消費者物価指数、ハンガリー・貿易収支、南ア・第4四半期消費者信頼感指数、18:00に南ア・経常収支、20:00に南ア・製造業生産高、加・景気先行指数、21:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、ブラジル・小売売上高、メキシコ・消費者物価指数、22:30に米・新規失業保険申請件数、スイス・メクラーSNB理事の発言、24:30に米・週間天然ガス貯蔵量、26:30に加・コジツキBOC副総裁の発言が予定されている。米国時間での指標発表による価格変動を慎重に静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。