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ポーランドの地政学リスクにより揺れている欧州通貨の動向を注視か

ポーランドの地政学リスクにより揺れている欧州通貨の動向を注視か

ポーランドの地政学リスクにより揺れている欧州通貨の動向を注視か
2022.11.16
本日のポイント
  1. 米・ウォラーFRB副理事の発言
  2. 米・20年債入札

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは85.6ドルを回復したものの、本日のアジア時間では下落傾向にある。主要貴金属4銘柄は高安まちまちの展開となっており、ゴールドは1,773ドル台で方向感を模索している。一方のパラジウムは2日続伸しており、2,088ドル台での推移だ。

為替市場は、昨日のポーランドへのミサイル着弾で急落したユーロが、本日のアジア時間で回復しており、最強通貨となっている。ユーロ円はボックス相場へ突入し、現在は144.982付近で推移している。日足ベースでは75MAが下値サポートとして機能しており、日足20MAを上抜けるかの狭間に位置しているため、米国時間に向けて反発力が強まるのか見極めたい。

本日の指標は、16:00に英・消費者物価指数、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:15に加・住宅着工件数、22:30に加・消費者物価指数、米・小売売上高、米・輸入物価指数、23:15に英・ベイリーBOE総裁の発言、米・鉱工業生産、23:50に米・ウィリアムズNY連銀総裁の発言、24:00に米・企業在庫、米・バーFRB副議長の発言、24:30に米・週間原油在庫、26:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、27:00に米・20年債入札、28:35に米・ウォラーFRB副理事の発言が予定されている。ポーランドの地政学リスクにより揺れている欧州通貨の動向を注視したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。