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上値が重い米ドルに対し欧州通貨が巻き返すのか注目か

上値が重い米ドルに対し欧州通貨が巻き返すのか注目か

上値が重い米ドルに対し欧州通貨が巻き返すのか注目か
2022.11.15
本日のポイント
  1. 米・クックFRB理事の発言
  2. 独・ZEW景況感調査

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって3日振りに反落となり、株安・金利安・原油安のトリプル安相場となった。原油WTIは84.8ドルまで反落。今月安値付近で停滞している。一方のゴールドはドル建て・円建てともに上昇しており、1オンス1,771ドル付近まで値を上げている。一時15,821ドルまで下落していたBTCUSDは、16,839ドルまで回復している。

為替市場は、ポンドが対米ドルで強含んでおり、4時間足上昇トレンドラインの上限である1.1826を上抜け1.1653まで上昇した。上昇からの調整下落が見られていたが、本日のアジア時間では再び上方向を目指す値動きとなっている。4時間足では20MAを上抜けたため、日柄調整後の上昇が継続するのか注視したい。

本日の指標は、16:00に英・失業率、16:45に仏・消費者物価指数、19:00に独・ZEW景況感調査、欧・第3四半期GDP、欧・貿易収支、22:30に加・卸売売上高、加・製造業出荷、米・生産者物価指数、米・NY連銀製造業景気指数、23:00に加・中古住宅販売件数、米・クックFRB理事の発言、米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、24:00に米・バーFRB理事の発言が予定されている。上値が重い米ドルに対し欧州通貨が巻き返すのか、注目したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。