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週足20MAを下抜けた米ドル円の続落可能性に警戒か

週足20MAを下抜けた米ドル円の続落可能性に警戒か

週足20MAを下抜けた米ドル円の続落可能性に警戒か
2022.11.14
本日のポイント
  1. 米・ブレイナードFRB副理事の発言
  2. 欧・鉱工業生産

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって2日続伸となり、株高・金利横ばい・原油高の相場展開となった。商品市場は原油WTIが反発する一方、天然ガスは続落となっており、貴金属は主要4銘柄が高安まちまちの値動きとなっている。ゴールドが上昇する一方、シルバーに反落が見られている。また、FTXの破産報道から急落が止まらない暗号資産は、週明けの本日も続落となり、BTCUSDは15,990ドルまで低下。今年安値を更新している。

為替市場は、米ドルの反発によるギャップアップでスタートした。一時106.2まで低下していたドルインデックスは106.8まで回復。138.766まで下落していた米ドル円は、本日のアジア時間で139.477まで回復している。米ドル円は今年8月31日以来の水準まで落ち込んでいるが、週足RSIはダイバージェンス発生後の51.6まで低下後、リバーサル状態となっているため、日柄調整後に週足ベースで続落となるのか警戒したい。

本日の指標は、16:30にスイス・生産者輸入価格、19:00に欧・鉱工業生産、21:00に印・消費者物価指数、22:00にフィリピン・経常収支、25:30にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言、米・ブレイナードFRB副理事の発言、米・6ヶ月ビル入札、27:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、30:00に韓・輸出/輸入物価上昇率が発表予定となっている。週足20MAを下抜けた米ドル円の続落可能性に警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。