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週末最終日にユーロが対米ドルで強含むのか警戒か

週末最終日にユーロが対米ドルで強含むのか警戒か

週末最終日にユーロが対米ドルで強含むのか警戒か
2022.11.11
本日のポイント
  1. 独・消費者物価指数
  2. 英・第3四半期GDP

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって3%以上の大幅上昇となり、株高・金利安・原油横ばいの相場展開となった。投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)は62まで上昇。次回FOMCでの利上げペース鈍化期待から、投資家心理が全般的に楽観ムードとなった。

為替市場は、米CPIが市場予想を下振れたことから、米ドルが最弱通貨となった。米10年債利回りの大幅な低下も相まって、ドルインデックスは107.8まで低下。ユーロ米ドルは0.9950から1.0221まで上昇し、今月高値を更新した。米ドルが軟調な展開が今後しばらく続いた場合、ユーロ米ドルは日足200SMAの1.0295まで上昇する可能性があるため、さらなる上昇に警戒したい。

本日の指標は、16:00に英・第3四半期GDP、英・鉱工業生産、英・製造業生産高、英・商品貿易収支、英・貿易収支、独・消費者物価指数、トルコ・鉱工業生産、トルコ・経常収支、20:00に英・ハスケルMPC委員の発言、21:45にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言、22:10に英・テンレイロMPC委員の発言、24:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、26:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言が予定されている。週末最終日にユーロが対米ドルで強含むのか、慎重に判断したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。