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強含んでいる米ドルの方向性に要注目か

強含んでいる米ドルの方向性に要注目か

強含んでいる米ドルの方向性に要注目か
2022.09.14
本日のポイント
  1. 米・生産者物価指数
  2. 英・消費者物価指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって大幅反落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは86.3ドルまで下落。商品市場が全般的に小反落の1日となった。特に下落幅の大きかったパラジウムは4%以上の下落となり、2,086ドル台で推移している。投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear & Greed INdex)は40まで低下した。

為替市場は、昨日の米・CPI発表により米ドルが再び最強通貨となった。豪ドル米ドルは昨日1日で190pipsの下落となり、0.6723まで下落した。豪ドル米ドルは4時間足200SMAに上値を抑えられる形で下落しており、日足ベースでの下落フラッグ下限に向けた値動きとなったため、下落が継続するのか警戒したい。

本日の指標は、15:00に英・消費者物価指数、英・小売売上高、英・生産者物価指数、18:00に欧・鉱工業生産、20:00に南ア・小売売上高、米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に加・製造業出荷、米・生産者物価指数、23:30に米・週間原油在庫、翌7:45にNZ・第2四半期GDPが発表予定となっている。米ドル一強相場となった市場の通貨強弱を慎重に見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。