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雇用統計後から最強通貨となっている米ドルの方向性に注意か

雇用統計後から最強通貨となっている米ドルの方向性に注意か

雇用統計後から最強通貨となっている米ドルの方向性に注意か
2022.05.09
本日のポイント
  1. 加・住宅建設許可
  2. 英・サンダースMPC委員の発言

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続落し、株安・金利高・原油高のリスクオフムードとなった。原油WTIは110ドルまで上昇し、対ロシア産原油の禁輸措置を各国が発表していることから供給不安が広がっている。ゴールドは一時1,900ドル台を回復したものの上昇の勢いは継続せず、現在は1,870ドル付近で推移している。

為替市場は、ユーロが最強通貨となっていた週末から一転、米ドルが本日のアジア時間で最強通貨となり、豪ドル米ドルが0.713から0.699まで下落している。なお豪ドル米ドルは先月安値を更新しており、次の安値ターゲットである0.696を目指す値動きとなっているため、下伸に注意したい。

本日の指標は、15:45に仏・貿易収支と経常収支、21:30に加・住宅建設許可、22:00に英・サンダースMPC委員の発言、23:00に米・卸売在庫(確報値)がある予定だ。週始めの通貨強弱がどうなるのか、米ドルの値動きを踏まえながら慎重に注視したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。