昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって大幅反落となり、株安・金利高・原油高のリスクオフムードとなった。一昨日の米FOMCにてパウエルFRB議長より示された「ソフトランディング」に対し、市場が懐疑的な反応を示す形となった。恐怖指数(VIX)は22%ほど上昇し、31.2となっている。
為替市場は、本日雇用統計が予定されている米ドルが堅調に推移しており、ポンド米ドルは1.263から1.232まで300pipsの大きな下落となった。ポンド米ドルは週足サポートラインの1.212へと近づいているため、このラインで跳ね返るのか注視したい。
本日の指標は、15:00に独・鉱工業生産、英・ハリファックス住宅価格、17:30に英・建設業PMI、18:15に英・マンMPC委員の発言、18:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、20:15に英・ピルMPC委員の発言、21:30に加・失業率、米・雇用統計、22:15に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、23:00に加・Ivey購買部協会指数、24:00に英・テンレイロMPC委員の発言、28:00に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言がある予定だ。本日の米・雇用統計では3.5%の失業率と予想されているが、この値から乖離するのか注目したい。