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原油高と円買い進行、資産ごとの明暗を注視

原油高と円買い進行、資産ごとの明暗を注視

原油高と円買い進行、資産ごとの明暗を注視
2026.10.23
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本日のポイント
  1. カナダ8月小売売上高
  2. 米10月製造業・サービス業PMI速報値

昨日は、米国市場で主要株価3指数がまちまちとなり、NYダウは0.02%高だった一方、S&P500は1.21%安、ナスダック総合は2.60%安となった。AI関連株への売りが広がり、米10年債利回りは4.96%付近へ低下。中東の供給不安からブレント原油先物は4.0%高の113.17ドル、WTI原油先物は2.4%高の99.47ドルで終了した。米天然ガス先物は100万BTU当たり2.8ドル前後で小動きとなる一方、COMEX金先物12月限は4,060.40ドルへ下落し、商品市場では明暗が分かれた。

為替市場は、米国株安を背景とする米金利の急低下で円が買われ、ドル円は156円台後半へ下落した。原油高の恩恵を受けやすい加ドルも対米ドルで強含み、米ドル/加ドルは1.40カナダドル近辺まで下落した。一方、ユーロはフランスの財政不安から伸び悩み、ユーロドルは1.12ドル台前半で推移した。スイスフランにもリスク回避の買いが入り、円とともに相対的な強さが目立った。資源国通貨と安全資産通貨の双方に資金が向かう展開となった。

本日の指標は、15:00の英国9月小売売上高と16:15以降に発表される欧州各国の10月PMI速報値が前半の焦点となる。21:30にはカナダの8月小売売上高が予定され、原油高で強含んだ加ドルの値動きを確認したい。22:45には米国の製造業PMI速報値とサービス業PMI速報値が発表され、それぞれ55.5、58.0が予想される。株価指数と原油が異なる方向に動く中、景況感の結果による米金利や資源価格への波及を慎重に見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。