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FOMC通過でドル円163円台、米PCEと英中銀を見極め

FOMC通過でドル円163円台、米PCEと英中銀を見極め

FOMC通過でドル円163円台、米PCEと英中銀を見極め
2026.07.30
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本日のポイント
  1. イングランド銀行(BOE)政策金利
  2. 米国6月PCEデフレーター・4-6月期GDP速報値

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落し、NYダウは2.2%安の51,594.14、S&P500は1.5%安の7,316.15、ナスダック総合は1.7%安の24,442.94で取引を終えた。主要3指数の中ではNYダウの下げが最も大きく、FOMC後の米金利上昇やAI関連株への警戒感が重しとなった。米10年債利回りは4.67%台へ上昇し、30年債利回りも19年ぶりの高水準まで上昇した。商品市況では、中東での空爆再開を受けてWTI原油が84.46ドル、ブレント原油が90.74ドルへ大幅に上昇した。天然ガスは2.6〜2.7ドル台で小動きとなり、主要貴金属はFedの金利据え置き後に金が4,100ドル台へ上昇した。

為替市場は、FOMCで政策金利が3.50〜3.75%に据え置かれた一方、12人中3人が利上げを主張したことで、今後の金融政策を巡る見方が揺れた。米ドルはFOMC直後に弱含む場面があったものの、その後は米国によるイラン空爆や米金利上昇を背景に持ち直し、ドル指数は100.9台、ドル円は163円台半ばで推移している。ドル円は163.00円付近が下値支持として意識されやすく、164.00円に近づく場面では上値の重さや円安けん制への警戒感も出やすい。FOMC後の不透明感が残るなか、本日の米PCEデフレーターとGDP速報値を受けて、ドル買いが継続するかを見極めたい。

本日の指標は、20:00にイングランド銀行(BOE)政策金利とMPC議事要旨、21:00にドイツ7月CPI速報値とメキシコ4-6月期GDP速報値、21:30に米国6月PCEデフレーター、米国6月個人所得・個人消費支出、米国4-6月期GDP速報値、米国前週分新規失業保険申請件数が予定されている。BOEは政策金利を3.75%に据え置く見通しで、MPC内の投票配分や物価見通しへの言及がポンドの方向感を左右しそうだ。米国ではPCEデフレーターが前年比3.7%、コアPCEが前年比3.3%、GDP速報値が前期比年率2.0%と予想されており、FOMC後の利上げ観測を強める内容となるかが焦点となる。米金利、ドル円163円台、ポンドとユーロの反応を慎重に見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。