昨日は、米国市場で主要株価3指数がそろって下落し、ダウ平均は0.29%安の52,421.17ドル、S&P500は0.48%安の7,619.94ポイント、ナスダック総合は0.56%安の26,186.41ポイントとなった。AI関連株への売りが強まり、SOX指数は5.9%下落した。米10年債利回りは5%を突破し、終盤も5%近辺で推移。商品市場ではブレント原油が前日に105ドル台で終了し、本日は供給懸念を背景に106.93ドル、WTI原油も102.65ドルまで上昇している。一方、米天然ガスは前日に約2%上昇し2.88ドル台。金は米金利上昇とドル高を背景に下落し、本日も4,300ドルを下回る水準で推移している。
為替市場は、米ドルが主要通貨に対して強含んだ。中東情勢による原油高と米金利上昇に加え、明日のFOMCで25bpの利上げを見込む確率が約93%まで上昇し、ドル指数は99.55まで上昇している。ドル円は154.72円前後、ユーロドルは1.1538ドル、ポンドドルは1.3494ドルとなり、主要通貨に対してドル買いが優勢。一方、日銀は17~18日に金融政策決定会合を開き、18日の政策決定では利上げが見込まれているため、ドル円では155円の節目を明確に上抜けられるかが焦点となる。米金利が5%を超えて高止まりする場合はドル高が続きやすく、逆にFOMCを前に金利が低下すれば調整にも注意したい。
本日の指標は、15:00に英国雇用統計とドイツ8月卸売物価指数、15:45にフランス8月CPI改定値、18:00にユーロ圏・ドイツ9月ZEW景況感調査が予定されている。21:30には米国9月ニューヨーク連銀製造業景気指数とカナダ7月卸売売上高が発表される。原油が100ドル台後半、米10年債利回りが5%近辺で推移するなか、景況感指標を受けて株式、金利、原油、天然ガス、金、為替の連動が強まるか注視したい。