昨日は、米国市場で主要株価3指数がそろって下落し、ダウ平均は0.77%安の52,381.02ドル、S&P500は0.48%安の7,636.46ポイント、ナスダック総合は0.64%安の26,253.34ポイントとなった。米10年債利回りは4.84%近辺まで上昇した。商品市場では中東の供給懸念を背景にブレント原油が3.4%高の101.21ドル、WTI原油が3.25%高の96.05ドルまで上昇。一方、米天然ガスは3.2%安の2.822ドル/MMBtuまで下落した。貴金属では金が1.4%高の4,414.30ドル、銀が3.3%高となるなど上昇し、原油・貴金属と天然ガスで方向感が分かれた。
為替市場は、円が引き続き強含む一方、米ドルは金利上昇のわりに伸び悩んだ。ドル円は前日に152.95~153.83円の範囲で推移し、本日も153円台半ばを中心とした値動きとなっている。日銀の追加利上げ観測や円ショートポジションの巻き戻しが円を支え、ドル指数も上値の重い展開となった。ユーロドルは1.163ドル前後、ポンドドルは1.35ドル台半ばで推移しており、ドル全面高には至っていない。本日の米PPIが市場予想を上回れば米金利がさらに上昇する可能性もあるため、ドル円が154円方向へ反発するのか、152円台後半を再び試すのか慎重に見極めたい。
本日の指標は、15:00にドイツ8月CPI改定値、20:00にトルコ中銀政策金利、21:15にECB政策金利、21:30に米国8月PPIと新規失業保険申請件数が予定されている。米PPIは前月比0.4%、前年比5.3%、コア指数は前月比0.3%、前年比4.6%が予想される。21:45にはラガルドECB総裁の定例記者会見も控える。原油100ドル超と米長期金利の高止まりが続くなか、米PPIとECB会合をきっかけに株式、金利、原油、天然ガス、貴金属、為替の連動が強まるか注視したい。