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強い米雇用統計後もドル円156円台、円の上伸性を注視

強い米雇用統計後もドル円156円台、円の上伸性を注視

強い米雇用統計後もドル円156円台、円の上伸性を注視
2026.09.07
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本日のポイント
  1. 日本7月景気先行指数・一致指数(速報値)
  2. ユーロ圏4-6月期GDP(確定値)

前営業日9月4日は、主要株価3指数のNYダウが0.51%安の53,414.25ドル、S&P500が0.38%安の7,718.60ポイント、ナスダック総合指数が0.29%安の26,506.99ポイントで取引を終え、3指数のなかではNYダウの下落率が最も大きかった。市場予想を大幅に上回る米雇用統計を受けて9月FOMCでの利上げ観測が強まり、米10年債利回りは前営業日比約2bp上昇の4.78%付近となった。商品市場では、中東情勢を背景にWTI原油が0.20%高の1バレル91.48ドル、天然ガス先物が2.13%高の100万BTU当たり2.975ドルへ上昇した。一方、米金利とドルの上昇を受け、金現物は1.2%安の1トロイオンス4,419.09ドル、銀現物も1.7%安となり、主要貴金属は軟調だった。

為替市場は、米国8月雇用統計が最大の材料となった。非農業部門雇用者数は前月比16.2万人増と市場予想の5.6万人増を大幅に上回り、7月分も2.3万人減から2.1万人増へ上方修正された。失業率は4.1%で横ばいとなり、平均時給も前年同月比3.1%と市場予想の3.0%を上回った。9月FOMCでの0.25%利上げ確率は約58%へ上昇し、ドルは発表直後に買われたものの、日銀の早期利上げ観測を背景とした円買いも根強く、ドルの上値は限られた。ドル円は安値155.29円、高値156.76円、終値156.25円付近と約1.47円のレンジで上昇した。本日のアジア市場では、首相の経済顧問を務める会田卓司氏が9月の日銀利上げを予想したことも円を支え、ドル円は156.00円前後で推移している。下値では155.20~155.30円付近、上値では前営業日高値を含む156.70~157.00円付近が意識されそうで、円高基調が継続するか見極めたい。

本日の指標は、14:00に日本7月景気先行指数・一致指数の速報値が発表され、先行指数は前回の116.5から118.0、一致指数は118.5から120.2への上昇が予想されている。15:00にはドイツ7月鉱工業生産が発表され、前月比0.2%、前年同月比0.0%が見込まれている。18:00にはユーロ圏4-6月期GDP確定値が発表され、前期比0.4%、前年同期比1.0%と前回発表値から据え置かれる予想だ。なお、米国の株式・債券市場はレーバーデーのため休場となる。米国勢不在で流動性が低下しやすいため、欧州指標通過後のユーロとドル円の値動きを慎重に見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。