昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落した。特にナスダック総合指数は前日比0.8%安の25,870.71で引け、S&P500種は0.7%安の7,353.61、ダウ工業株30種平均も0.6%安の49,363.88となった。米10年債利回りはインフレ懸念を背景に4.6%台後半へ上昇し、WTI原油は中東情勢を巡る供給不安が残るなか、100ドル台前半から半ばで推移した。天然ガスも底堅く推移し、貴金属は米金利上昇とドル高が重しとなるなど、株安・金利高・原油高止まりが同時に意識される地合いとなった。
為替市場は、原油高を背景としたインフレ懸念と米金利上昇を受け、米ドルが主要通貨に対して底堅く推移したことが主材料となった。USD/JPYは159円近辺まで上昇し、足元でも158円台後半から159円台をうかがう水準で推移している。160.00近辺では引き続き介入警戒が意識されやすい一方、158.00近辺を維持できるかが下値の焦点となりそうだ。本日のFOMC議事要旨で利上げ観測を支える内容が確認されれば、米金利を通じてドル円の上値余地が意識されやすく、159円台を試す動きが続くか慎重に見極めたい。
本日の指標は、18:00にユーロ圏4月消費者物価指数(HICP、改定値)、22:15にベイリー英中銀(BOE)総裁の発言、27:00に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表が予定されている。ユーロ圏HICPは前年同月比3.0%、コア指数は前年同月比2.2%が見込まれており、欧州のインフレ圧力を確認する材料となりやすい。米国時間はFOMC議事要旨を中心に、米金利、株式、ドル円の反応を慎重に見極めたい。