昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは60.8ドルまで前日から約1.27%低下。天然ガスも同様に下落しており、3.68ドル台まで値を下げている。主要貴金属5銘柄はプラチナ以外が下落しており、特に下げ幅の大きかったパラジウムは、前日から1.42%低下。1,024ドル台で推移した。
為替市場は、昨日発表された欧・5月PMIが、製造業が改善しサービス業が低下したことで、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は163.412から161.841まで下落。時間足20MAをまたいでの値動きとなった。4時間ではサポートされていた200SMAラインを下抜けており、日足ではすでに20MAを下回っている。このままユーロが対円にて勢力を軟化させていくのか、方向性に注意したい。
本日の指標は、8:30に日・全国消費者物価指数、15:00に英・小売売上高、独・第1四半期GDP、15:45に仏・消費者信頼感指数、21:30に加・小売売上高、22:35に米・ムサレム:セントルイス連銀総裁の発言、米・シュミッド:カンザスシティ連銀総裁の発言、23:00に米・新築住宅販売件数、25:00に米・クックFRB理事の発言が予定されている。対円で落ち込んだユーロの回復余地を慎重に見極めたい。