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最弱通貨となったNZドルの回復余地を注視か

最弱通貨となったNZドルの回復余地を注視か

最弱通貨となったNZドルの回復余地を注視か
2025.02.04
本日のポイント
  1. 日・マネタリーベース
  2. 仏・財政支出

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは71.9ドルまで約2.6%低下。天然ガスも同様に下落しており、3.25ドル台まで値を下げている。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく下落したプラチナは、前日から2.3%低下し1,004ドル台での推移となった。

為替市場は、オセアニア通貨が終日最弱通貨となった。NZドルは日本円に対し下窓でスタート。85.7ドルまで低下した。4時間足では20MAに沿っての下降トレンドが継続しており、日足ではRSIが55から40まで低下している。このままNZドルの上値が重い状況が継続するのか、米国時間での値動きに注意したい。

本日の指標は、6:45にNZ・住宅建設許可、8:50に日・マネタリーベース、16:45に仏・財政支出、24:00に米・JOLTS求人件数、米・製造業受注、米・耐久財受注、25:00に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言、28:00に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言、翌6:45にNZ・第4四半期失業率が発表予定となっている。最弱通貨となったNZドルの回復余地を慎重に見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。