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対円で上昇した米ドルの上値余地と月初の値動きに警戒か

対円で上昇した米ドルの上値余地と月初の値動きに警戒か

対円で上昇した米ドルの上値余地と月初の値動きに警戒か
2025.02.03
本日のポイント
  1. 欧・製造業PMI
  2. トルコ・消費者物価指数

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは73.8ドル付近で停滞。天然ガスは小幅下落となり、前日から0.29%低下し3.07ドル付近での推移となった。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、もっとも上げ幅の大きかったパラジウムは、前日から約4.3%上昇。1,070ドルまで値を上げた。

為替市場は、1月31日に発表された米・1月シカゴ購買部協会景気指数が、前月の36.9から改善し39.5となったものの、市場予想の40.0には届かなかったにも関わらず、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は153.934から155.214まで上昇。時間足20MAに沿ってのトレンドが見られた。4時間足ではレジストされていた20MAを実体足で上抜けている。

本日の指標は、9:30に豪・小売売上高、インドネシア・製造業PMI、9:30にフィリピン・製造業PMI、14:00に印・製造業PMI、16:00にトルコ・製造業PMI、トルコ・消費者物価指数、17:30に香港・第4四半期GDP、17:30にスイス・製造業PMI、17:55に独・製造業PMI、18:00に欧・製造業PMI、18:30に英・製造業PMI、19:00に欧・消費者物価指数、23:45に米・PMI購買担当者景気指数、26:30に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言が予定されている。対円で上昇した米ドルの上値余地と月初の値動きに警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。