昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは73.4ドルまで1%強上昇。一方の天然ガスは約2.9%下落となり、3.09ドル台まで落ち込んだ。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったパラジウムは、前日から約4.13%上昇し節目の1,000ドル台を回復。1,021ドルまで値を上げた。
為替市場は、一昨日に引き続いて日本円が最強通貨となった。米ドル円は155.368から153.789まで下落。時間足20MAに上値を抑えられる形で下落した。4時間足ではボリンジャーバンド-2σまでローソク足が低下しており、日足では75MAのサポートラインを下抜けるかの様相だ。このまま日本円が米国時間でも勢力を維持するのか注視したい。
本日の指標は、14:00に日・住宅着工戸数、16:00に独・小売売上高、英・ネーションワイド住宅価格、16:30にスイス・小売売上高、16:45に仏・消費者物価指数、仏・生産者物価指数、17:55に独・失業率、22:00に独・消費者物価指数、22:30に加・GDP、米・個人所得、米・PCEデフレータデフレーター、米・ボウマンFRB理事の発言、23:45に米・シカゴ購買部協会景気指数が発表予定となっている。月末の日本円の値動きを慎重に見極めたい。