昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは72.6ドルまで約1.4%下落。一方の天然ガスは3.6%上昇し、3.18ドル台まで値を上げた。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかったプラチナは、前日から3.59%上昇し993ドル台での推移となった。
為替市場は、アジア時間終盤から米国時間にかけて日本円が最強通貨となった。NZドル円は88.178から87.532まで下落。時間足ボリンジャーバンド-2σまで低下した。4時間足でも同様の値動きが見られており、本日のアジア時間ではさらに下値を掘り下げ87.16まで落ち込んでいる。
本日の指標は、15:10に日・氷見野日銀副総裁の発言、15:30に仏・第4四半期GDP、仏・消費者支出、16:00に独・輸入物価指数、スイス・貿易収支、17:00にKOF先行指数、18:00に独・第4四半期GDP、18:30に英・住宅ローン承認件数、19:00に欧・第4四半期GDP、22:15に欧・ECB政策金利と声明発表、22:30に米・新規失業保険申請件数、22:45に欧・ラガルドECB総裁の発言、24:00に米・中古住宅販売保留が発表予定となっている。FOMCと同時に最強通貨となった日本円の伸びが続くのか注目したい。