昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは73.1ドルまで約1.3%低下。天然ガスにいたっては前日から約2.5%低下し、3.23ドル台まで値を下げた。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったパラジウムは、前日から2.43%低下し972ドル台まで落ち込んだ。
為替市場は、オセアニア通貨が米国時間で最弱となった。豪ドル円は週始めに下窓でスタートし、98.254から96.765まで下落。時間足200SMAの下値支持線を実体足で下抜けた。4時間足ではボリンジャーバンド-3σまで価格が下落している一方、日足では同価格帯での水準が2ヶ月弱継続している。
本日の指標は、9:30に豪・NAB企業景況感指数、15:00に日・工作機械受注、16:45に仏・消費者信頼感指数、22:00にハンガリー・中銀政策金利と声明発表、22:30に米・耐久財受注、23:00に米・S&P/ケースシラー住宅価格指数、24:00に米・消費者信頼感指数、米・リッチモンド連銀製造業指数、27:00に米・7年債入札が発表予定となっている。最弱通貨となったオセアニア通貨の回復力が生じるのか注視したい。