先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは74.1ドルまで約0.7%低下。天然ガスも同様に下落しており、約3.5%値を下げ3.28ドル台での推移をしている。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったパラジウムは、前日から4.1%低下し987ドルまで落ち込んだ。
為替市場は、先週末24日に発表された欧・製造業/非製造業PMIが、製造業/非製造業ともに前月の値から改善したことで、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は161.942から164.076まで上昇。時間足ボリンジャーバンド+3σに沿っての急騰が見られた。4時間足では20MAが下値サポートとなり機能しており、日足でも4時間足と同様の値動きが見られている。
本日の指標は、10:30に中・製造業/非製造業PMI、14:00に日・景気先行CI指数、17:10に欧・ラガルドECB総裁の発言、18:00に独・IFO景況指数、22:30に米・シカゴ連銀全米活動指数、24:00に米・新築住宅販売件数、24:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、25:30に米・2年債入札、27:00に米・5年債入札、翌6:25にスイス・シュレーゲルSNB総裁の発言が発表予定となっている。大きく上昇したユーロ円の上値余地をじっくりと注視したい。